決してあきらめない障害者の作り方

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出生時、「3,4日の命」と言われた私がすでに40代。
「人生あきらめなければ何でもできる」を
全ての人々に証明したい。
そんな私の生命エネルギーが燃焼する瞬間を語ります。

日々の日常 障害と私

<初めての後輩教育係>④ショック・・言葉のとらえ方こんなに違う

投稿日:2017年6月2日 更新日:

奉子です。3月末から実習生がやってきて、ちょうど2か月。

最近はやったことのある仕事に関しては、一言いえば業務も進めてもらえるし、ちょっとずつ楽になってきてよかったなあと思っていたところに事件が起こりました。

実習生が帰った後、実習生の派遣元から電話がかかってきました。

「〇〇さんが、5月末で弊社での実習を辞めたいと言っています。すみませんが〇〇さんは、5月末まででお願いします」

忙しい空気間の中で、自分自身を保って業務を進める難しさ

苦手

今回の実習生受け入れは、「あくまで就職を前提とした実習」でした。

2か月目の振り返りの場でわかったのですが、その実習生は、就職を前提とした実習は初めてだったそうです。

会社での実習はしたことがあっても、あくまで実習どまり。

つまり、「この会社で働くかもしれない」と思いながら、日々実習するのは、初めてだったのです。

本社の人事と経理部が一緒のフロアで仕事をする、「どうみても、常にバタバタ忙しそうにしている空気間が常にある部署」での緊張感は強く、かなりの極限状態だったようです。

私の会社は、休憩スペースがほとんどないというハード面での不便さもあり、職場にいる間は、気持ちが落ち着くことはなかったのだと思います。

想像以上だった自己肯定感の低さ

〇✖

1か月目の振り返りの場所で、私と上司は、実習生に「仕事の大小に関わらず、できたこと」に目を向け、「役に立たないどころか、あなたは縁の下の力持ちです」と高評価しました。

実際、嘘ではなく彼女のおかげで「チームプレーで、期日通りに上手く仕事が回ったり、半年以上も整理できていなかった書類が片付いたり」

こちらにとっては実習生といえども、仲間・戦力であったことには間違いはありませんでした。

 

本当にこちらとしては彼女に自信をつけてもらおうと、得意そうな仕事を回していたんです。

ただPC作業に関しては苦手は見えてはいましたが、PC作業で仕事がしてみたいという彼女の希望もあり、挑戦の意味でやってもらいましたが、上手くできず、そこでもどかしさを感じていたようです。

会社でPC作業をするということの、求められることも知ってほしかったので、私があえてやったことです。

 

 

しかし、自ら、「辞める」と派遣先に伝えて行った後に行った、月の振り返りの時間、彼女から出た言葉にびっくりしました。

 

嬉しかった点として

「書類がなくなっていく達成感」

「仕事は大小でなくチームプレーで仕事が期日通りに終わり、自分も一員になれたこと。」

コミュニケーションにおける、「伝え方」「理解すること」にハードルのある自分が、指導者の私(奉子)から聞いたことに理解できなかったとしても、その周りの同僚のからも、別の伝え方を聞くことで、理解できたことがとても嬉しかったこと。

「縁の下の力持ちと言ってもらえたこと」

指示者の私(奉子)だけでなく、同課の他のメンバーからも、アドバイス等もらえたこと。

と言ってくれた人が

つらかった点として

2か月目になって、私(奉子)の指示が短くなっていったことが、たくさん自分に物を伝えても理解できないと思われてると思ってつらかった。

私(奉子)が擬音を交えて伝えたことが「自分は擬音を使って伝えないと、理解できないと思われているんだと感じて落ち込んだこと。

(例えば、「ハサミでこれ切っといて」、のことを「これジョキジョキしておいて」といったこと。等)

本当に緊張した空気感の中で、こんな事聞いたら周りの人にバカだと思われるんじゃないかと思って聞けなかったこと。

PCの作業が思うようにできなくて、やりたいのにできないことのつらさ。

 

私の心の叫び

「なんでそーなるの??」

指示が短くなったのは、2回目だし、その一言で理解できて、仕事が進められるってわかっているから、長く説明されるのもうっとうしいだろうと思ってそうしたわけだし、擬音でいうのはあなたをバカにしているわけではなく、それは私のキャラやん!!

少なくとも、今までいた同僚との会話で、大量にホッチキス止めをしなきゃいけない書類に対して、「今月カチカチいっぱいあるよね?。先にカチカチしといてくれる?」

と普通に話してますけど・・・

先月の振り返りでかなり褒めて、普段からも「すごい助かります。ありがとうございます」って言いまくっているんですけど、それでも自分自身に対する評価がそんなに低いと感じてしまうなんて。。。

そんなに、こちらが発した言葉のとらえ方を、全てマイナスに取ってしまうっていうことを理解してなくて本当にごめんなさい。

それがわかっていたら、もっともっと普段からしんどい点を聞き出して、少しでも楽になれる方法を、一緒に考えればよかったです。

そこまで言葉尻を繊細に関してしまうと私たちがわかっていたら、普段から、「これこういう意味で言っているから」と伝えれば、傷つかずに済んだのかなとも思います。

自己肯定感を持てると前に進めるのかも

飛べ

実習生を派遣してくださった支援センターの方も、客観的に見ても、私たち受け入れ側は、実習生を高く評価しているのにもかかわらず、就職前提の実習を自ら辞めてしまうのはもったいないとおっしゃっていました。

 

ただ、私が思ったのは、もしかしたら実習生は過去、職場や他者とのコミュニケーションにおいて、悪く言われることがほとんどだったため、自分はダメなんだという想いが刷り込まれているかもしれない。

つまり、成功体験が少なすぎで、今回私たちが高く評価しても、それすら嘘だと思ってしまったのかもしれない。と思いました。

実習での成功体験が、彼女の原動力となりますように

実習生から「こんなことをきいたら、周りに『こんなことも知らないのか、バカじゃないか』と思われると思って、聞けなかった」

という言葉があったのですが、もしも過去に「あなたはそのままで良いんですよ。いいところこんなにいっぱいありますよ。大丈夫ですよ」って言われたことがなく、

ひたすら、コミュニケーションが苦手なことで、かかわる人に嫌なことを言われ続けていたのだとしたら、確かにこちらがこの1か月間、彼女を肯定したところで、身に付いたマイナス思考は簡単には覆らないかもしれません。

 

自己肯定感が持てると、自分が好きになれるので、過去のつらい経験も含めて「自分はこれでいいんだ」と思え、何かに新しく挑戦したり、結果ではなく、やってみてみたことを評価できたりします。

しかし、この自己肯定感を持てるようになるには、自分が信頼している人からの一言とか、大きな出会いとかも重要です。

 

そういう意味で、この私の会社の実習2か月間が、今後の彼女の自信となって、本当に少しでも前に進めたらしいなあと心から思います。

上手くいかなくて、残念だと感じ、足りないと思ったPCスキルも、「私にはできない」ではなく、「じゃあ勉強しよう」と思えるだけでも違います。

 

そういう意味で、私自身を振り返ってみると、つらいことがあったとしても「だからどうした?」・「気にするな」・「大丈夫」等、家族や亡くなった鍼の先生、友達など、いつもどこかで、誰かが「私を肯定してくれる言葉」をくれていた気がします。

本当に私は、人とのめぐりあわせだけは本当に恵まれていたなと再認識します。

新しい社員の特性をよく見て、その人に合った方法を

本当に、個人の性格特性をいかにわかって、言葉を発するか、指示を出すか、感察力の重要性を改めて感じました。

いかに自分たちの経験だけでは、推し量れない、想像つかないところに悩んでいることがたくさんあることを教えられ、

その人にどれだけ寄り添って、思いを共有することの重要性を再認識した気がします。

 

全国の上司の皆さん、あなたの周りの新入社員はどんな方ですか?

私もいろんな意味で修行の2か月でした。本当に勉強させていただきました。

次もまた実習生は何か月後か来る予定なので、この経験を活かしたいと本当に思いました。

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